《2001年 8/18・19 兵庫県オープンゴルフ選手権/決勝・2日間》
佐用ゴルフ倶楽部(兵庫県)/ベントグリーン・パー72》
“優勝するかも”という初のプレッシャー
初の兵庫県オープン決勝出場で、しかも予選敗退の場合はナイス大原の理事長杯出場という二股をかけて、宮内氏と女房と泊まり込みを決めての参加だった。泊まりは先は前田・藤原夫妻のご厚意でダイヤモンドCCのオーナーズ、マンションをお借りした、とても素敵な部屋だった。桧垣繁正との組合せの宮内氏に私はちょっとうらやましく思いながら、初日アマ1名、プロ2名とのラウンドだった。ショットは今いちだがアプローチが1〜1.5Mに寄りそれをなんとか入れて前半36、後半はパーオン4ホールの内1バーディー、残り5ホールを寄せワンで切り抜け35の計71、なんと1アンダーでホールアウトした。同組のプロは73、73でプロのカットライン72に1打足らず予選落ちだ。もうひとりのアマは前半35ながら後半43の78でアマカットライン75に3打足らず予選落ち。全員がホールアウトした初日の結果はアマ1位が香山隼人君(高校2年)が2アンダー、2位1アンダーにあの関西アマで私がショックを受けた原野雅光氏、そして今年日本アマ出場の本澤克教氏(25才)と私の3名だ。あとパープレイ72に田中政佳氏、金下政弘氏などこれまた国体選手や日本アマ出場経験者などごろごろいる。ボードの上には当然プロが並ぶが、アマチュアの中では2位の位置にある、女房も喜んでボードの写真を撮っている。今まで応援に来てくれたが、まぁこんな事は初めてのことだし、自分のことのように喜んでくれている。
その夜、宮内氏と女房とナイス大原の澤坂氏で焼き肉を食べながら当日の反省などをしていると、携帯電話が鳴る・・・畑中氏、『それはすごい!明日は優勝めざしてがんばって!応援には行けないけど、せめて75までには回ってください』。鍬田氏、『やったなぁ!・・・』。堤氏、『すごい!すごい!・・・』。奥村氏、『すごい!明日応援に行きます!』なんと奥村氏は奈良から翌日本当に応援にリュックをかついで来てくれた。
夜、三田顧問に電話報告をする、私『明日は今日のようにはうまく行かないと思いますので、今日だけの報告ですが、自分でもすごいと思います。』。三田顧問『まぁ明日はアマチュアのパープレイ80点を目指しなさい』・・・非常に冷静なお言葉だ。でも優勝を狙える位置にある私としては物足りないお言葉だ。
翌日スタートする前、1組前の原野雅光氏と話しができ、『関西アマで貴方に教えられた、作者の意図通りに回らないこと、を肝にがんばって来ました』とお礼を言った。そして今日もうまくいけるかな?いや弱気ではダメだ!強気でいくんだ!と自分に言い聞かせて10番をスタートする。ティーイングランドのそばには奥村氏が見てくれている。するといきなり30cmにベタピンのバーディースタートだ。次はドライバーを引っかけるがバーディーチャンスをはずしてのパー。次は171ヤードのショートだが風がきつい、どうも台風の影響のようだ、アゲンストだが奥に突っ込むより手前が良いと思い6番アイアンでオン、しかし12〜13ヤードのパーパットを3パットしてのボギー。まぁまだパープレイだ、本澤克教氏とは2打リードしている。よし次は相性の良いロングだし、問題はない、バーディーも狙えるぞ!と思いながら、ティーイングランドに立つと右からのかなりの強い風が吹いている。ドライバーでは谷に入るので2人はアイアンなどを打つ、私はいつものようにスプーンだ。右よりに打てば風でセンターに戻るはず、と打ったショットは少し狙ったところより右に行ったが、大丈夫だろうと思っていたのに戻ってこない。キャディーさんが『ちょっと分かりませんので暫定球をお願いします』。2打目は当然左へ打つがそれは狙いよりかなり左へ飛ぶ。もう一回暫定球でバッフィーに持ち換えそれはセンターにいく。1打目はOB、2打目はセーフだが急斜面の深いラフに沈んでいる、谷を越えるには160ヤードがいる、しかし5番アイアンを手にして打った!・・・谷の中へ吸い込まれていった、OBだ。ドロップした球はラフに浮いたので谷を越えた。ああ2OBだ。後は乗らず寄らず入らずの・・・10点を叩いた。奥村氏はそれを見て、ギャラリーの自分が気になっているのかと思ったかどうかは知らないが、他を見て来ます、と言って離れた。
たった1ホールで5オーバーだ。しかし気持ちを切り替えるにはどうすれば良いのかを考えた。本澤克教氏とはまだ2打差だ、よし彼に負けないようにがんばろう!と思い、残りを回りだした。しかし3ボギーを叩いて前半は44で39の本澤氏とは5打差に開いてしまった。後のハーフは何を目標に行けば良いのか?と考えた時に思い出したのが、昨夜の三田顧問の『まぁ明日はアマチュアのパープレイ80点を目指しなさい』だった。そうだ後をパープレイ36でまわれば80点だ、よしそれを目指して回るぞ!と気持ちを切り替えた。そしてなんとか37で回れて合計81点になれた。もちろん最初の夢とはエライ差だが、プッツンせずに18ホール回れたことが嬉しかった。最終結果はアマで10位タイで、しかもあの原野雅光氏も81点だったのだ。あの人でも同じスコアだったのだ。こうして2日間は終わった。ご声援して頂いたみなさんありがとうございました。
最後に一言。あのロングで何故10点を打ったのかを、あれから何度も考えてみた。未だに原因はよく分からないが、きっとあの場の自分はきっといつもの自分ではなかったのだろうと思う。あのホールはよく見れば狭くて前が谷で左右にOBがせまっている難ホールなんだ、それを今まで相性が良いということで、なめていたんですね。今回の教訓は、“ゴルフは絶対になめてはいけない”“自分を過信してはいけない”しかし“自分の力の範囲で強気で攻めないと壁は破れない”です。